アナトリア考古学博物館
別に焼き菓子ばかりじゃないんです、いや、主目的ではありましたけど。
滞在先の割と近くにあるこの博物館、過去に数回訪れておりますが、基本的に美術館・博物館の類は何度でも足を運ぶタイプです。
のんびりと時間を過ごす、そして展示物には顔なじみに近い感覚のものも数点あり。
ここアナトリア博物館の展示物の多くは国内アナトリア地方出土の旧石器時代から紀元前500年位までの遺物で、中でも一億年前人類最古の集落と言われるチャタル・ホユックの出土品は大小さまざま面白いものが多いです。
今回は個人的な独断と偏見的主観で画像を陳列してみたいと思います。
まずは正面入り口、この博物館建造物は15世紀のキャラバン隊の宿を修復したもので趣きがあります。(寒いけど) 入るとデカイちぇりーのお迎えあり(懐 大広間には100年以上前の発掘・保存品としてデカイ岩盤彫刻が当時の遺跡そのままの並びで陳列されてます。 説明書きはありますが、とんでもなく遠い過去のお話、紀元前1200年とかいう当時のものになると抽象的な絵の意味合いも何気に幼稚で深く考える必要なし。
こんな重いものをよく運んだなぁ、という感心と当時の発掘現場の写真に土耳古人作業者の苦労を偲びます。 これらはネオ・ヒッタイトと呼ばれる民族のもので、ヒッタイト滅亡後に離散したヒッタイト人の末裔が築いたものとか。
今回ちょっと気に入ったのは当時の捺印。
主に焼かれる前の粘土に(手紙も紙じゃなく粘土や石版の時代です)押されたとのこと。 まじ可愛いんじゃない?
当時の発掘の大半は墓暴きに近いといわれてますが、埋葬された遺品や装飾品はやはり金多し。 ヒッタイトに限っての特徴あるモチーフも多いんですが、現代でも十分いけてる、と思うものも多いかと。 これは母娘のモチーフとか。
人型や動物型フィギュアも多し。これがまた2~3cmという大きさで(欲 河童みたいな。 エコエコアザラクっぽいんですが、神様らしい。
いつも思うのが、赤塚不二夫と楳図 かずお、時には宮崎 駿の作品じゃ、と疑ってならない展示品もあり。 豊穣の女神はいつみてもふくよか。
たくさんの展示品、説明すると切がありませんが、何度か足を運ぶうちにこういった展示品にも愛着が沸くものです。
絶対に個人の手には入らない、そういうものだからこそ執着心なく足げく通うものなんですねぇ。
日本ではよく全国、もしくは海外から巡業のごとくやって来る絵画や彫刻、もしくは発掘品の展覧会を見に行くことが多かったのですが、のんびりと現地に足を運んで閲覧できるというのは非常に恵まれた環境ではないかと思います。
※歴史的に価値のある発掘物の多くは当時、発掘を行った外国人発掘隊によって欧州へ運ばれてしまったという歴史もあり、当時の土耳古政府には資金と歴史的発掘物の調査・展覧について理解と技術が足りなかったこと、悔やむ声も多いようです。(村田エフェンディ滞土録 参照)
滞在先の割と近くにあるこの博物館、過去に数回訪れておりますが、基本的に美術館・博物館の類は何度でも足を運ぶタイプです。
のんびりと時間を過ごす、そして展示物には顔なじみに近い感覚のものも数点あり。
ここアナトリア博物館の展示物の多くは国内アナトリア地方出土の旧石器時代から紀元前500年位までの遺物で、中でも一億年前人類最古の集落と言われるチャタル・ホユックの出土品は大小さまざま面白いものが多いです。
今回は個人的な独断と偏見的主観で画像を陳列してみたいと思います。
まずは正面入り口、この博物館建造物は15世紀のキャラバン隊の宿を修復したもので趣きがあります。(寒いけど)
こんな重いものをよく運んだなぁ、という感心と当時の発掘現場の写真に土耳古人作業者の苦労を偲びます。
今回ちょっと気に入ったのは当時の捺印。
主に焼かれる前の粘土に(手紙も紙じゃなく粘土や石版の時代です)押されたとのこと。
当時の発掘の大半は墓暴きに近いといわれてますが、埋葬された遺品や装飾品はやはり金多し。
人型や動物型フィギュアも多し。これがまた2~3cmという大きさで(欲
いつも思うのが、赤塚不二夫と楳図 かずお、時には宮崎 駿の作品じゃ、と疑ってならない展示品もあり。
たくさんの展示品、説明すると切がありませんが、何度か足を運ぶうちにこういった展示品にも愛着が沸くものです。
絶対に個人の手には入らない、そういうものだからこそ執着心なく足げく通うものなんですねぇ。
日本ではよく全国、もしくは海外から巡業のごとくやって来る絵画や彫刻、もしくは発掘品の展覧会を見に行くことが多かったのですが、のんびりと現地に足を運んで閲覧できるというのは非常に恵まれた環境ではないかと思います。
※歴史的に価値のある発掘物の多くは当時、発掘を行った外国人発掘隊によって欧州へ運ばれてしまったという歴史もあり、当時の土耳古政府には資金と歴史的発掘物の調査・展覧について理解と技術が足りなかったこと、悔やむ声も多いようです。(村田エフェンディ滞土録 参照)
by efendi
| 2012-02-24 20:28
| 旅行