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夏のシードル〜素晴しき酵母の活用

暑いです。汗

ここ数日は湿度も高く、気温は30度手前。
例年よりは5度近く気温が高いようですが、いきなり夏になった感じでしょうか。
この気温が功を奏したかのように、仕込んだシードルの発酵はかなり順調でありました。

目安の10日目に一次発酵の終了の兆しとして、元気よくぶくぶくしていた気泡が治まりつつありましたので、二次発酵のために濾過しながら容器の入れ替えを行いました。
ペットボトル(炭酸飲料のものだともっと良いらしい)、うちには飲料水用の空きボトルしかなく。
蜂蜜を少々加え、入れ替えた際はこんな感じ。
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二次発酵は容器の栓をきつく閉めないといけません。
二日間、単に放置するのみ。

翌日、台所へ行くと前日に入れ替えた容器が壁にもたれてることに気付く。
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※左はシードル2号の仕込み瓶。
なにをだらしなくもたれてんのさ、とよく見ると
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噂通りの発酵具合、中身はガスでぱんぱんになってます。
これは本当に爆発しても不思議じゃなく、いや、それは困るわ。(←一人葛藤すること数分)
二日間という短期間なので様子を見ながら無事に二次発酵を終えた後、ペットボトルは冷蔵庫へ。

さて、本日無事にシードル完成披露となりました。涙ぐむわ。
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基本的に砂糖ではなく蜂蜜を少量加えていたので(特に糖分を加えずともリンゴジュースの糖分で十分という説もあり)割りとキリッとした辛口な味わいです。
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酵母は空気に触れてどんどん発酵を促進するようで、冷えたグラスに開けてしばらくすると炭酸ガスがどんどん発生する。
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発泡ワインなどはこの炭酸ガスを最終工程で注入するらしいんですけど、自家製となるとそうもいかず。
でもこのくらいシュワっとしてますので、これ以上の炭酸は不要と思います。

完成度、もしくは満足度としては9割ですか。
残り1割の希望はアルコールの度数を上げたい、と。笑
これは糖分でいくらでも調整可能ですが、今回のシードル1号はそこそこにアルコールです。
ビールの度数に至ってないのは確か、と思われます。

さて、この国では22時〜6時の間にアルコール飲料が販売禁止となるようです。
わざわざ夏に向けて、本当に苛立つ事態ではありますがどうでもいいさ、買うならリンゴジュースだから。
仕込みに10日間、と考えると飲み切る速度が早いと思うのですぐにシードル2号の仕込みが開始されてます。
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あんた、何をそんなに焦ってんの?と言われそうですが暑い日に飲むシードルの美味しさは格別です。

異国の地で、とは言え何かしら面倒もありますので、一言だけ言いますと;
ここで書かれてることはフィクションです。
by efendi | 2013-05-25 19:39