考察・田舎食事情

さて、田舎に行っていたと思いきや帰宅後翌日には所用がありアンカラでありました。
友人の車にて、小春日和だった街中を抜けると山間には未だ雪が舞っておりました。
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たくさんの田舎土産、乾物が多かったのは幸いでありますが、生野菜もありで仕方なく滞在予定先へ持って行くことに。
中でも、田舎で食べさせてもらって絶賛した為に大量に持たされた品というのが、よく分からない香草。
田舎では卵・タマネギと一緒に炒め物にして食べさせられましたが、自分好みの草だと瞬時に気付きました。
料理画像としてはこんなかんじです;
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結構、くったくたになるまで火を通すのがこの国の料理であり、歯応えや香りが楽しめないのが唯一の不満であります。

この草、この国ではKazayağı otu(ガチョウ足の草)と呼ばれており、調べたところ日本語ではアカザということになってます。
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見た目は西洋パセリっぽいんですが、噛んで口中にほのかに広がる香りはパセリにあらず、でも確実にハーブです。
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ただ、日本のサイトでいくらアカザで検索しても画像にある植物とは似ておらず。
で、更に調べたところ、この植物はアカザ科アカザ属としてたくさんの植物があることを知る。
なのである程度の効能や注意点は同じかと思いますが、微妙な違いも確実にあるでしょう。
ちなみに、日本のアカザを見るとこのような草が多いです。
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このアカザについては薬草という用途もあり、効用と注意点があり某サイトから抜粋してみました。↓


・ 民間薬で葉を揉んで虫歯に塗り、また煎剤(1日20g)として健胃、強壮薬にする。
・ 齲歯(うし(くし)。虫歯の意)のときに乾燥した茎葉を煎じた汁を口中に含んでいれば痛みが止まる。毒虫に螫(さ)されたときは、生葉の揉み汁を塗布するとよい。また揉み汁を塗布すれば癜瘋に効がある。果実を黒焼きとして之れを胡麻油で煉って塗布すれば小児の頭瘡を治すると云ふ。
・ アカザはわが国では一部で葉を食用にするほか、民間で生葉を揉んで虫の咬刺傷に外用したり、葉の煎汁を服用して健胃、強壮の効があるという。また、煎汁を歯痛にうがい薬とする。中国ではアカザはシロザの近似の品種としてシロザと同様に薬用に供されている。


・ アカザやシロザはビタミン類が豊富で、かつては若葉をよく食べたが、今では同科のホウレンソウなどの普及によりほとんど用いられなくなった。人によりアカザ中毒疹を起こす場合がある。これは煮た葉を食べてから強い日光に当たると局所的に発赤、むくみ、紫斑、ただれ、潰瘍などが生じ、灼熱感と痛みを伴うものである。
・ 第二次世界大戦中は救荒植物として栽培された。
・ 葉についている粉でアレルギー症状が出ることがあるのでよく洗い流して利用する。
・ アカザ中毒の臨床例のほとんどのものは豚において報告されているが、反芻動物も中毒する。アカザの主要な中毒の原理は分かっていない。


何事も度を超してはいけない、といつぞやか記したこともありましたね。
ということで、人並みな量をパスタに混ぜたり、そのまんま炒めてガーリック風味で頂いたり、本当に堪能しました。
アンカラの友人女子たちにもお裾分けしましたが、喜んで頂けたようで嬉しいです。
この国のサイトでは寄生虫に効く、ということが多くうたわれておりましたが何かしら居たとしたら既に体外に出てることでしょうよ。笑

田舎の食事情、自分の広大な畑で四季折々の野菜と果物を冬に備えて保存食に加工するわけですが、基本的にさほど雪の多くない地方なので冬野菜も常時収穫でき、生鮮野菜を買うのは非常に稀であるということです。(ここのうちの子曰くオレンジ買ったくらい、らしい)
魚や肉は知人の店から新鮮な物がすぐに手に入り、米も麦も手に入りやすいようで。
※ちなみに魚はÇ市ではこんな感じで港前で新鮮な物も手に入ります。
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乳製品のチーズ、ヨーグルト、そして特産のオリーブは先祖代々の畑で大量に収穫が出来るため、それを工場に持ち込んでささやかな加工賃で数年分ものオイルが採れるようです。
(オリーブの実は毎年新しいものを漬け込んで自分たち家族分と知人へのお裾分けで消費してるようです)
田舎、のみならず近隣のÇ市でさえちょっと気の利いた居酒屋での前菜にこうした美味しい地元の特産品が堪能できるわけです。
例えばオリーブは店主の知人が作ってるものだとか。
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大小いろんなオリーブがありましてクルミも入ってて絶品。
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これまたハーブ系、ニンニクとレモンとオリーブオイルのドレッシングで頂きます。奥にはルッコラサラダ、これも自家製らしい。
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ボケてしまいましたがこれも自家製牛タン。
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ナスとヨーグルトのピュレ。
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ここでは前菜と酒で満腹しメインは頼めず。
翌日はD子とK女史に誘われ海沿いでブランチ。
ビュッフェなので思い切り飲み食いし、のんびりしました。
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確実に3皿は食べますね、基本ですから。
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地方によって食事情のガラリと変わるこの国。
朝からレバーの揚げ物とパイ菓子を食べる地方もあれば、ハーブとオリーブ、トマトにキュウリと軽い食事情の地方もあり。

郷に入れば郷に従え。
丈夫な胃袋のお陰でどこに行っても食を楽しめることにいつも感謝してます、お母さーん。笑
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by efendi | 2013-02-25 06:18 | | Trackback | Comments(0)
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