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老舗大衆食堂

今回は久々に君府グルメとして以前からどうしても訪れたかったレストランに行くことが出来ました。
場所は大市場、通称グランドバザール内にありレストランというよりはこの界隈の商売人御用達の大衆食堂、というかんじでしょうか。
名前はSUBAŞI(すばしゅ)といいまして、歴史的には1959年創業とのことですが、元は1755年当時に宮廷お抱えの台所として利用されていたこともあるらしい。

バザールにあるクルッチュラル・カプス(意:刀屋街の門)を出るとすぐの場所にあります。
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この店の料理には家庭料理が多く、加えてオリーブオイルを使った野菜料理も人気らしいです。
日によってメニューが替わりますが、こうやって厨房に並ぶ料理の中から好きな物を頼めるのところは食堂の一般常識。
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※調理人がマッチョなのが何気に気になりますが。
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自分が選んだのはラム肉の煮込み、これは好きな料理の一つなんですがラム肉がトロトロになるまで煮込んであって、しかも臭わないってのは日本人として非常に嬉しい料理かと。(大半の肉料理は臭いますけどね、特にラム)
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しかもジャガイモと人参、あっさり塩味なのが非常にシンプルで好みです。
ピラフはミックスベジタブルでこれまたあっさりと美味。
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友人達は同じくラムの煮込み肉とナスとホワイトソースを混ぜたこの国特有の料理、Hünkar Beğendi (ヒュンキャル・ベーエンディ)を注文。
※通常はトマトベースで煮込んだ肉です。
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このヒュンキャル・ベーエンディ、直訳すると皇帝が気に入った、となり遠い昔のオスマン帝国の王様が好んだ料理として一般家庭料理として今なお愛される一品なり。
食後はケマルパシャというシロップたっぷりの甘味、これに生クリームとクルミをトッピングして頂きます。
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久々に足を運んだグランドバザールですが、喧噪と人疲れってかんじもあり。
ただ、こうした古い建造物内を徘徊しつつ、冷やかしでも商品を眺めるのは目の保養となります。

このところお洒落な店舗も多いこのグランドバザール、うさん臭さがないグランドバザールってのも味気ないような、ちょっと物寂しい気持ちもありますが時代の流れってやつでしょうか。。。
by efendi | 2013-02-06 01:43 |