アナトリア文明博物館~出土品の帰還
日曜からアンカラです。
アンカラ在住の友人が夏休みも終わり、帰宅途中で寄ってくれると誘って頂きました。 いつも長距離バスですが、今回は乗用車で荷物も多く運べ助かりました。
さて、いつも来るたびにネタが浮上するんですが、今回も夕飯食べながらニュースを見てるときに知った一件。
125年ぶりにトロイの遺跡からの出土品、帰還する。
報道陣の前でこの国の文化観光省大臣がいかにも「遂に奪回」のような、してやったり顔でインタビューを受けてて笑。
かいつまんで説明すると、この出土品という黄金の装飾品24点は4千5百年前のもので、1873年当時の発掘の際に盗難に遭い、ロシア・ドイツ・ギリシャなど国外を転々、未だ各国に散らばってると言われており、土耳古政府の働きかけでようやく一部帰還したものが今回展示のものらしく、地元トロイの遺跡がある街にて現在行われている博物館の工事竣工まで、ここアンカラの文明博物館にて展示を行います、ということです。
先回は確か謎の聖書の一件で肩透かしを食らっており、今回はさて如何に、と疑心暗鬼で出かけてみました。
この日の気温は32度は確実(汗
何度目の来館でしょうか、心なしか顔なじみの遺跡ばかり。
巨人くん、お久しぶり。 やぁ、チェリー。 正面に早速ポスターがあり、ここまで来たらもう安心。 報道直後のこともあり、さぞかし混雑してるんじゃ、と思いましたが全くそのようなこともなく。 いつも閑散としてて見学には最高かと、ただ館内も外気温と同じ。
なぜクーラー使わないかな(汗
館内中央にガラスのショーケース2個、え?こんだけ?笑 説明書きがありましたが、テレビでの大臣の発言とちょっとニュアンスが違い笑えましたが。 個々の画像を陳列してみましょう;
主に女性の装飾品。
いつの時代もゴールドってのは惹きつけるものがあります。
ブロンズの装飾品が多い時代もあったようですが、みみっちい話ですが金属アレルギーってのがあるじゃないですか。笑
個人的には金しか身につけませんね、荒れますよ、肌が。
どこぞのテレビ局が遅ればせながら撮影に来てましたが、なんせ数も少ないのであっという間に見学終了。
こう、何度も訪れていると懐かしい展示品も多くご挨拶に伺う。
金、金、金。。。 お獅子 豊穣の女神 イノシシ土器 印鑑コーナーにて丼を発見。 土瓶蒸しあり。 相変わらず好みな貴金属たち。 ↓ 雄牛は力のシンボルとしてこの時代には特に多いモチーフとか。 ↓ 神、としてのフィギュアが多いのはまだまだイスラムではないなぁ、と感慨深く。 ↓ これはまるで風呂か?と(笑 説明によると名称「カップの中の聖地」、こんなんでスープ飲んだらいきなり聖地へ辿り着けるというか、この時点で自分には笑いの神降臨中。
↓ 戦闘の神、これはデカイんですね、3m近い石版ですがじっくり観察してて気がつきました、乳輪に毛。
今も昔も毛深いのはお土地柄。
今回はですね、心身ともにちょっと疲れを感じておりましたので、この博物館で数時間、悠久の時に浸りたいな、という思惑があったのです。
で、自分は異常に嗅覚が発達しており犬か!と言われたこともありますが、今回はこの展示物たちの「匂い」に敏感でありました。
館内には囲いのない石版が多く展示されていて、触ると警備員に注意されるんですが、さりげなくお触りなら叱られませんので、お触りバーの要領で接近。 誰かに見られたら絶対に変な奴、と思われたことでしょう。
しかし、石には匂いがあるもんなのです。
乾いた匂い、土埃の匂い、など。(間違っても市民の腋臭じゃないことを祈る)
土器にも独特な匂いがありますね、例えるのは難しいんですが。
くんくんくん、と、まさに犬のように徘徊して終了。
中庭に出る。 カフェで一息、今回は五感で感じる博物館見学となりました。
味覚に訴えるようになったらオシマイだ、と反省しつつ・・・。
※以前、ここの博物館名について「考古学」と記載しましたが、正確な名称は「アナトリア文明博物館」であります。
ガイドブックなど一部は考古学、と表しており紛らわしくてスミマセン。
アンカラ在住の友人が夏休みも終わり、帰宅途中で寄ってくれると誘って頂きました。
さて、いつも来るたびにネタが浮上するんですが、今回も夕飯食べながらニュースを見てるときに知った一件。
125年ぶりにトロイの遺跡からの出土品、帰還する。
報道陣の前でこの国の文化観光省大臣がいかにも「遂に奪回」のような、してやったり顔でインタビューを受けてて笑。
かいつまんで説明すると、この出土品という黄金の装飾品24点は4千5百年前のもので、1873年当時の発掘の際に盗難に遭い、ロシア・ドイツ・ギリシャなど国外を転々、未だ各国に散らばってると言われており、土耳古政府の働きかけでようやく一部帰還したものが今回展示のものらしく、地元トロイの遺跡がある街にて現在行われている博物館の工事竣工まで、ここアンカラの文明博物館にて展示を行います、ということです。
先回は確か謎の聖書の一件で肩透かしを食らっており、今回はさて如何に、と疑心暗鬼で出かけてみました。
この日の気温は32度は確実(汗
巨人くん、お久しぶり。
なぜクーラー使わないかな(汗
館内中央にガラスのショーケース2個、え?こんだけ?笑
いつの時代もゴールドってのは惹きつけるものがあります。
ブロンズの装飾品が多い時代もあったようですが、みみっちい話ですが金属アレルギーってのがあるじゃないですか。笑
個人的には金しか身につけませんね、荒れますよ、肌が。
どこぞのテレビ局が遅ればせながら撮影に来てましたが、なんせ数も少ないのであっという間に見学終了。
こう、何度も訪れていると懐かしい展示品も多くご挨拶に伺う。
金、金、金。。。
↓ 戦闘の神、これはデカイんですね、3m近い石版ですがじっくり観察してて気がつきました、乳輪に毛。
今も昔も毛深いのはお土地柄。
今回はですね、心身ともにちょっと疲れを感じておりましたので、この博物館で数時間、悠久の時に浸りたいな、という思惑があったのです。
で、自分は異常に嗅覚が発達しており犬か!と言われたこともありますが、今回はこの展示物たちの「匂い」に敏感でありました。
館内には囲いのない石版が多く展示されていて、触ると警備員に注意されるんですが、さりげなくお触りなら叱られませんので、お触りバーの要領で接近。
しかし、石には匂いがあるもんなのです。
乾いた匂い、土埃の匂い、など。(間違っても市民の腋臭じゃないことを祈る)
土器にも独特な匂いがありますね、例えるのは難しいんですが。
くんくんくん、と、まさに犬のように徘徊して終了。
中庭に出る。
味覚に訴えるようになったらオシマイだ、と反省しつつ・・・。
※以前、ここの博物館名について「考古学」と記載しましたが、正確な名称は「アナトリア文明博物館」であります。
ガイドブックなど一部は考古学、と表しており紛らわしくてスミマセン。
by efendi
| 2012-09-06 18:12
| 旅行